久しぶりにクーピーを取り出したら、表面に白っぽいものが付いていた——そんな経験はありませんか?実は筆者も、数年間引き出しの奥に放置していたクーピーを久しぶりに開けたとき、カビのようなものが生えているのを発見してギョッとしました。使いかけのものが何本もあるのに使う予定は全くなく、劣化も進んでいそうだったので、思い切って処分することにしました。

クーピーはワックスや油脂成分を含む素材でできているため、保管状態によってはカビが生えたり、折れやすくなったりと劣化が進むことがあります。
この記事では、クーピーにカビが生える原因、劣化のサイン、そして適切な処分方法と長持ちさせる保管のコツをまとめています。
クーピーにカビが生えるってホント?白いものの正体
クービーは実際カビが生えるのかどうかお伝えしていきます。
カビなのか、ワックスブルームなのか
クーピーの表面に白っぽいものが現れたとき、真っ先に「カビ?」と思うかもしれません。しかし実際には、カビと似た見た目でも原因が異なるケースが多くあります。
クーピーはワックスと顔料を主な原料として作られています。このワックス成分が気温の変化や経年によって表面に浮き出てくる現象を「ワックスブルーム」と呼びます。白っぽいくもりや粉のように見えますが、これはカビではなく素材の性質によるものです。布で軽く拭くと落ちることが多く、使用に問題はないとされています。
一方で、保管場所の湿度が高かったり、密閉されたケースの中に湿気がこもった状態で長期間放置されたりした場合は、本物のカビが生えることもあります。カビの場合はふわっとした綿状の見た目になることが多く、色も白だけでなく黒や緑がかっていることがあります。においを嗅いでみてかび臭さを感じたら、カビである可能性が高いと判断してよいでしょう。
筆者が実際に見たもの
筆者が数年ぶりに引き出しから出したクーピーのケースを開けたとき、何本かの表面に白っぽいものがうっすらと付いていました。湿気がこもりやすい引き出しに長期間放置していたこともあり、ワックスブルームとカビが混在していたのかもしれません。使いかけが数本あるものの、今後使う予定もなく、衛生面でも気になったため、潔く全部処分することにしました。
固かったので十中八九ブルームでしょう。万が一カビだったら、と思うと処分が妥当かと思います。

クーピーが劣化するとどうなる?チェックすべきサイン
クーピーの劣化のサインを紹介します。
折れやすくなる
クーピーは全芯タイプ(外側も内側もすべて描ける素材)なので、芯だけが折れる一般的な色鉛筆とは異なります。しかし、経年劣化が進むと全体的にもろくなり、少し力を入れただけでパキッと折れてしまうことがあります。
子どもが使っているときに頻繁に折れるようになってきたら、劣化のサインかもしれません。
発色が悪くなる
新品のころのようなきれいな発色が出なくなってきた場合も、劣化が進んでいる証拠です。
ワックス成分の変質や乾燥によって、顔料がうまく紙に定着しにくくなることがあります。
塗っても色が薄く、何度重ねてもかすれるように感じたら、そのクーピーは寿命が近いと考えてよいでしょう。
表面のコーティングが剥がれる・変色する
長期間保管していると、クーピーの外側の塗装や印字がはがれてきたり、全体的に黄ばんだり変色したりすることがあります。見た目の問題だけでなく、素材そのものが変質しているサインでもあります。
劣化・カビが生えたクーピーはどうする?処分の判断基準
クーピーの処分を決める場合の基準を紹介します。
迷ったら「使う予定があるか」で決める
クーピーを処分するかどうか迷ったとき、一番シンプルな判断基準は「近い将来、実際に使うかどうか」です。
筆者のケースのように、使いかけが何本もあるのに使う予定がまったくない場合は、劣化やカビを機に思い切って処分するのが賢明です。
2セットあるので綺麗な方、長い方を残しました。

カビが生えているものや、折れやすくなっているもの、発色が著しく悪くなっているものは、たとえ使えないほどではなくても、気持ちよく使える状態ではありません。道具は気持ちよく使えてこそ意味があります。
捨て方は「燃えるごみ」が基本
クーピーの素材はワックスと顔料が主成分であるため、多くの自治体では燃えるごみ(可燃ごみ)として処分できます。ただし、自治体によってごみの分別ルールは異なるため、お住まいの地域のルールを事前に確認してから処分してください。
缶ケースや金属パーツが付いている場合は、素材ごとに分けて捨てる必要があります。缶は不燃ごみや資源ごみとして扱われるケースが多いので、こちらも自治体のルールに従いましょう。
まだ使えるものは譲るという選択肢も
カビや劣化がなく、ただ本数が多すぎて持て余しているという場合は、地域の子育て支援センターや保育施設、友人・知人への譲渡を検討してみるのもよいでしょう。フリマアプリでの出品も一つの方法ですが、カビや劣化が見られるものは衛生面から譲渡を避けるほうが無難です。
クーピーを長持ちさせる正しい保管方法
ちゃんとすれば劣化を防いでクーピーを長持ちさせることができます。
湿気を避けることが最優先
クーピーにカビが生える最大の原因は湿気です。引き出しの中や押し入れの奥など、湿度が上がりやすい場所での保管は避けましょう。特に梅雨の時期や夏場は湿度が高くなりやすいため、注意が必要です。
保管する際は、ケースのふたをしっかり閉め、乾燥した場所に置くことが基本です。シリカゲル(乾燥剤)をケースの中に入れておくと、湿気対策としてさらに効果的です。
高温の場所も避けて
ワックスが主成分のクーピーは、高温の環境に弱い素材です。夏の車内や窓際など、直射日光が当たって高温になる場所に放置すると、クーピーが曲がったり、ケースの中で溶けたりすることがあります。保管場所は直射日光を避けた、涼しくて乾燥した場所が理想的です。
使ったあとはケースに戻す習慣を
子どもが使うシーンでは特に、使いっぱなしで机の上に放置されがちです。クーピーは転がりやすく、そのまま落として折れてしまうことも多いため、使ったあとは必ずケースに戻す習慣をつけると長持ちします。また、ケースに戻すことで湿気や汚れからも守られます。
新しいクーピーを買い替えるタイミング
カビが生えていた、折れやすくなった、発色が悪くなった——これらのサインが複数重なっているなら、買い替えを検討するよい機会です。クーピーは文房具の中でも比較的リーズナブルな価格帯で手に入るため、劣化したものを無理に使い続けるよりも、気持ちよく新しいものに替えてしまうほうが結果的に満足度が高くなります。
また、最近は色数や用途に合わせてさまざまなラインナップが展開されています。子どもの成長に合わせて色数を増やしたり、大人向けのアート用途として使えるタイプを選んだりと、買い替えのタイミングをアップデートのチャンスとして捉えるのもおすすめです。
クーピーのカビ・劣化まとめ
久しぶりに取り出したクーピーにカビのようなものを発見したら、まずワックスブルームとカビの違いを確認しましょう。白っぽいくもりはワックスブルームであることも多く、拭き取れば問題なく使えるケースもあります。ただし、かび臭さがある、ふわふわした綿状のものが付いている場合は本物のカビの可能性が高く、衛生面から処分を検討するのが安心です。
劣化のサインとしては、折れやすさ・発色の悪化・表面の変色などが挙げられます。使う予定がなければ思い切って処分し、まだ使えるものは乾燥した涼しい場所で保管することで長持ちさせられます。筆者のように数年放置した結果カビを発見して後悔する前に、定期的にケースの中を確認する習慣をつけておくのが一番です。

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