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猫に食べさせてもいい果物は?種類と与え方を知っておこう

猫を飼っていると、食事のたびに「これ、あげても大丈夫かな?」と気になることがありますよね。特に果物は、人間には体によくても、猫には毒になるものがあるので注意が必要です。

猫に与えても問題ない果物と、その上手な取り入れ方についてまとめました。

猫と果物の関係:そもそも猫は甘みを感じられる?

猫は「甘味盲」と呼ばれることがあるほど、甘さを感じる味覚受容体をほとんど持っていません。そのため、人間が「甘くておいしい」と感じる果物を、猫は必ずしも同じようには感じていないと考えられています。

では、なぜ果物に興味を示す猫がいるのかというと、甘みではなく果物の香りや水分、食感に惹かれている場合がほとんどです。

ちょっとかじって満足する子もいれば、まったく興味を示さない子もいて、個体差がとても大きいのも特徴です。

また、猫は本来、肉食動物です。果物は主食にはなりませんし、栄養源として積極的に与えるものでもありません。
あくまでも「おやつ」として、少量を楽しむ程度にとどめておくのが基本的な考え方です。

猫が食べても大丈夫な果物

肉食の猫にフルーツは不要ですが、喜んで食べてくれるなら少しあげるのは問題ない、ということで食べても大丈夫な果物を紹介します。

りんご

りんごは猫が食べられる果物の代表格のひとつです。
果肉の部分は問題なく、水分とやや甘みのある食感を好む猫もいます。

ただし、種や芯の部分にはシアン化合物が含まれているため、必ず取り除いてから与えてください。
また、皮は農薬が残っている可能性があるため、むいてから使うのが安心です。

与えるときは、一口大にカットして少量から試してみましょう。
消化に負担をかけないよう、週に数回・少量を目安にするのがおすすめです。

すいか

夏の定番果物であるすいかも、猫に与えることができます。
水分量が非常に多いため、暑い季節の水分補給の一助になることもあります。

気をつけたいのは種です。
種は消化しにくく、腸内で詰まる可能性があるため、必ず取り除いてから与えるようにしましょう。

皮の部分は硬くて消化が悪いので、柔らかい果肉だけをあげるのがポイントです。

量は小さじ1杯程度を目安にしてください。

メロン

メロンも猫が食べられる果物のひとつです。
糖度が高いので量には注意が必要ですが、柔らかな食感と水分を好む猫もいます。

種とわたの部分はしっかり除いて、果肉だけを小さく切ってから与えましょう。

甘みが強い分、カロリーも高めなので、与えすぎると肥満の原因になることがあります。
特に室内猫は運動量が少なめなので、少量を時々楽しむ程度にとどめるのが安全です。

バナナ

バナナはやわらかくて食べやすく、猫が口にしやすい果物です。
カリウムや食物繊維が含まれており、適量であれば大きな問題はないとされています。

ただし、糖質がやや高めなので、毎日のように与えるのは避けるのが無難です。
スライスして1〜2枚程度を目安に、ときどきあげるくらいがちょうどいいでしょう。

皮は消化しにくいため、必ずむいてから使ってください。

いちご

いちごは見た目もかわいく、猫が興味を持ちやすい果物です。
果肉には特に毒性はなく、少量であれば食べさせても問題ありません。

ヘタと葉の部分は消化に悪いため、取り除いてから与えましょう。

また、市販のいちごには農薬が残っていることがあるので、しっかりと水洗いしてから使うことが大切です。

甘みが強い品種は糖分も多いので、量は控えめにしてください。

猫に絶対与えてはいけない果物

野菜と同じく果物の中には猫に絶対に食べさせてはいけないものがあります。猫を飼うなら、飼っているなら覚えておくべきですし、家族内でも共有しておきましょう。

ぶどうとレーズン

ぶどうとレーズンは、猫(および犬)に対して非常に危険な食べ物として広く知られています。

摂取することで急性腎障害を引き起こす可能性があり、少量でも深刻な影響を与えることがあります。理由はまだ完全には解明されていませんが、とにかく与えてはいけない果物の筆頭です。

ジュース、ゼリー、ヨーグルトなどに混入している場合も危険なので、原材料をよく確認する習慣をつけておきましょう。

かんきつ類(みかん・レモン・グレープフルーツなど)

みかんやオレンジ、レモン、グレープフルーツなどのかんきつ類は、猫にとって有害な成分(リモネンやソラレンなど)を含んでいます
果汁や果皮に多く含まれており、消化器系への刺激や中枢神経への影響が懸念されています。

猫がかんきつ類の香りを嫌がる行動を見せることが多いのも、本能的に危険を察知しているからかもしれません。

猫が近づかないようであればそれで十分ですが、念のため手の届かない場所に保管しておくと安心です。

さくらんぼ・びわ・うめ

これらの果物は、種や葉、木の部分にシアン化物が含まれているため注意が必要です。
果肉部分だけであれば即座に重篤な状態になるわけではないとされることもありますが、誤って種まで食べてしまうリスクが高く、猫には与えないのが賢明です。

特に梅は、完熟前のものに毒性成分が多く含まれます。

梅干しや梅酒などの加工品も塩分やアルコールの問題があるため、猫には不向きです。

果物を与えるときの基本的なルール

猫に果物を与えるとき、どの種類でも共通して守っておきたいポイントがいくつかあります。

まず、初めて与える果物は少量から始めることが基本です。
体質によってはアレルギー反応が出ることもあるため、一口分だけ試してみて、問題がなければ少しずつ増やしていくのが安全な順序です。

これについては乳幼児への対応と同じですね。

次に、種・皮・へた・葉は必ず取り除くことです。
果肉部分以外には、消化を妨げる成分や毒性のある物質が含まれている場合が多いため、与えるのは果肉のみに限定しましょう。

また、果物はおやつの範囲内に収めることも大切です。

猫の1日のカロリー摂取量のうち、おやつに充てていいのは10%以下が目安とされています。
果物はあくまでも気分転換や水分補給の補助として取り入れる程度にしておきましょう。

最後に、冷蔵庫から出したての冷たいものは避けることも覚えておいてください。消化器官への刺激になることがあるため、室温に少し戻してから与えるほうが体にやさしいです。

猫が果物を食べたがらないときは無理しない

「せっかくあげたのに食べてくれない…」という経験をした飼い主さんも多いと思います。でも、それはまったく問題ありません。前述のとおり、猫は甘みをあまり感じられないため、果物に興味を持たない子がいるのは自然なことです。

無理に食べさせようとすると、ストレスになることもあります。口元に近づけてみて反応がなければ、素直に引き下がるのが正解です。果物を食べなくても、猫の健康に影響はありません。

逆に、食べたがる場合も「欲しがるだけあげる」のは避けましょう。糖分の摂りすぎは肥満や歯のトラブルにつながることがあります。食いつきがよくても、量のコントロールは飼い主さんの役目です。

猫まとめ:猫と果物のつきあい方

猫に与えられる果物は、りんご・すいか・メロン・バナナ・いちごなど、いくつかの種類があります。一方で、ぶどうやかんきつ類のように絶対に避けるべきものもあるため、与える前に確認する習慣が大切です。

果物はあくまでも「ちょっとしたおやつ」の位置づけで、主食はキャットフードが基本。果物で栄養を補おうとする必要はありません。猫との暮らしのなかで、たまに果物を一緒に楽しむ程度のゆるいつきあい方が、ちょうどいいバランスではないでしょうか。

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