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猫にキャットフード以外で食べさせていいものは?コンビニで買えるものも紹介

カリカリを買い忘れた、野良猫を保護したばかりでフードがない、食欲が落ちていつものごはんを食べてくれない——そんな緊急事態、猫を飼っていれば一度は経験するものです。
「何かあげなければ」と思いながら、「人間の食べ物は大丈夫なのか」と不安になる気持ちはよくわかります。

この記事では、キャットフード以外で猫に与えられるものと、コンビニや自宅の冷蔵庫で手に入るものの中から選べる食材を整理しています。

猫に与えても大丈夫な食べ物の基本的な考え方

猫は「完全肉食動物」です。植物性の栄養素をうまく代謝できない体の構造になっており、人間や犬と比べて食べられるものの範囲が限られています。人間の食卓にある食材の中には、猫の体に合わないものも多く含まれています。

そのうえで大切な前提として、「緊急時に一時的に与えるもの」と「日常的に与え続けるもの」は分けて考える必要があります。今日一食だけ乗り越えるための選択肢と、毎日の食事として与え続ける話はまったく別の問題です。この記事では、あくまでも一時的な緊急対応として使える食材に絞って紹介しています。

猫に食べさせるものを選ぶ際の基本的な判断軸は次の通りです。

  • シンプルなもの:味付け・添加物・調味料がないこと
  • 加熱済みのもの:生肉・生魚は寄生虫のリスクがあるため、緊急時には加熱済みを選ぶ
  • 少量から:初めて与えるものは、消化できるか確認するために少量にとどめる

自宅にあるもので猫に与えられる食材

自宅の冷蔵庫などに猫にあげても大丈夫な食べ物が入っているかチェックしてみてください。

鶏のささみ・胸肉(加熱済み)

猫の食材として昔から知られているのが、鶏のささみです。脂肪が少なく消化しやすいため、食欲が落ちているときにも受け入れられやすい食材です。

必ず加熱してから与えてください。塩・醤油・コンソメなどの調味料は一切加えず、シンプルに茹でるだけで十分です。細かくほぐしてから与えると食べやすくなります。

茹でた後の蒸し汁(無塩)を少量一緒に与えると、水分補給にもなります。

白身魚(加熱済み・無塩)

タラ・カレイ・ヒラメなどの白身魚は、猫が好む食材の一つです。脂が少なく消化しやすいという点でも、緊急時の選択肢に向いています。

スーパーで売られている切り身を使う場合は、塩を使わずに加熱し、骨を完全に取り除いてから与えます。皮も消化しにくいため、取り除いた方が安心です。

青魚(サバ・イワシ・アジなど)は毎日与え続けると問題になる成分が含まれているため、一時的な対応であっても白身魚を優先する方が無難です。

卵(加熱済み)

卵は良質なタンパク質を含んでいます。与える場合は必ず加熱し、固ゆで卵や薄焼き卵(無塩・油なし)の形で少量だけ与えましょう。

生卵は避けてください。生の卵白に含まれるアビジンという成分が、猫の体内でビオチンの吸収を妨げることが知られています。加熱すればこの問題は解消されます。

豆腐・木綿豆腐

植物性タンパク質を含む豆腐は、急場をしのぐ食材として選択肢に入ります。ただし、猫は本来肉食のため、豆腐だけでは必要な栄養をまかなえません。あくまでも一時しのぎとして少量与える程度にとどめましょう。

与える場合は、調味料なしのシンプルな状態で小さくして与えます。絹ごし・木綿どちらでも構いませんが、木綿の方が水分が少なくベタつきにくいです。

コンビニで買えるもので猫に与えられるもの

コンビニで調達できる、猫にあげても大丈夫な食べ物を紹介します。

猫用のレトルトパウチ・おやつ

コンビニによっては、猫用のレトルトパウチやウェットフード、液状おやつ(チュールタイプ)を取り扱っています。まず店内の日用品コーナーをチェックしてみましょう。

ペット用として販売されているものであれば、猫に必要な栄養バランスを考えて作られているため、最も安心して与えられます。最近ではコンビニでも猫用おやつの取り扱いが増えてきているので、探してみる価値があります。

鶏ささみの水煮缶・パウチ(人間用)

コンビニのツナコーナーや缶詰コーナーに置かれていることのある、**鶏ささみの水煮(ノンオイル・食塩不使用)**は、緊急時に使える食材の一つです。

「食塩不使用」または「無塩」と書かれているものを選んでください。塩が添加されているものは猫の腎臓に負担をかけるため、必ず成分表示を確認してから与えましょう。

市販のサラダチキンは多くの場合に塩分が含まれているため、緊急時でも猫への使用は避けた方が安全です。

素焼きのシーチキン(ツナ水煮缶・無塩)

ツナの水煮缶(食塩不使用・ノンオイル)も、コンビニで手に入ることがあります。カツオやマグロなどの赤身魚ですが、少量であれば一時的な対応として使えます。

ただし、赤身魚を与え続けることで「黄色脂肪症(パンステアチス)」と呼ばれる病態のリスクがあるという情報もあります。あくまでも一食分の緊急対応として、少量だけにしてください。

野良猫を保護したときにコンビニで調達する場合

急いで野良猫を保護したとき、フードが手元にない状況は少なくありません。そんな場合はまず次の優先順位で探してみましょう。

①コンビニのペットコーナー(猫用パウチ・おやつ) 最初に探すべきはペット専用のフードです。取り扱いがある店舗なら、これが最も安心です。

②鶏ささみ水煮(食塩不使用)の缶詰・パウチ ペット用フードがない場合、人間用の無塩ささみ水煮が代用になります。

③水 食べ物より先に確認してほしいのが、飲み水の確保です。保護した猫が脱水状態でないか確認し、まず新鮮な水を与えましょう。

保護直後の猫は緊張でごはんを食べないこともあります。少量を皿に置いて静かに見守るだけでも十分です。

猫に絶対に与えてはいけないもの

緊急時だからこそ、与えてはいけないものをしっかり確認しておく必要があります。よかれと思って与えてしまうと、体に深刻な影響が出ることがあります。

  • ネギ類(玉ねぎ・長ねぎ・にんにく・にら):少量でも赤血球を壊す成分が含まれており、絶対に与えてはいけません
  • ぶどう・レーズン:腎臓に影響を与えるとされており、少量でも危険です
  • チョコレート・カカオ製品:猫の神経系に影響するテオブロミンが含まれています
  • キシリトール入りの食品:ガムや菓子類に含まれていることがあり、猫には有害です
  • アルコール:ごく少量でも体に深刻なダメージを与えます
  • 塩分の強い食品:スナック菓子・ハム・ウインナー・かまぼこなど

コンビニで手に入るものの中には、これらの成分が含まれているものも多くあります。原材料表示を必ず確認してから与えましょう。

おつまみ系やお惣菜で魚を使ったものなどはあげられそうですが、玉ねぎエキスが使用されていたり塩分がかなり強かったりするので、やめておきましょう。

食欲が落ちている猫に、フード以外を試すとき

猫がいつものキャットフードを食べてくれないとき、別のものを試したくなる気持ちはよくわかります。ただ、急に違う食感や匂いのものを出すと、かえって混乱して食欲が戻りにくくなることもあります。

食欲が落ちているときに試せる工夫として、まずキャットフードを温める(人肌程度)方法があります。温めることで香りが立ち、食欲を刺激しやすくなります。

それでも食べない場合は、ウェットフードや液状おやつを少量混ぜて香りをプラスする方法も有効です。

人間の食べ物を与えることで一時的に食べてくれたとしても、それが習慣になるとキャットフードを拒否するようになるケースもあります。緊急時の対応はあくまでも短期間にとどめ、なるべく早くいつものフードに戻すことが大切です。

猫に食べさせても大丈夫な人間の食べ物についてまとめ

キャットフード以外で猫に与えられるものを選ぶときの判断基準は、「シンプル・無塩・加熱済み」の三つです。コンビニや自宅で手に入るものの中にも、この条件を満たすものは意外とあります。

緊急の一時対応としては鶏ささみ(無塩・加熱済み)や白身魚(無塩・加熱済み・骨なし)が適しています。コンビニでは、まずペットコーナーの猫用フードを探し、なければ食塩不使用の鶏ささみ水煮缶が選択肢になります。

どれも「今日この一食を乗り越えるため」の対応です。専門のキャットフードと比べると栄養バランスは劣るため、翌日以降は必ずキャットフードを用意するようにしましょう。

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