PR

猫が好きな音楽・音とは?愛猫がリラックスする音の秘密

愛猫がテレビの音には無反応なのに、ビニール袋のカサカサ音には猛ダッシュで寄ってくる——そんな経験、ありませんか?
実は猫の聴覚は人間とは大きく異なっていて、好みの音・苦手な音がはっきりしています

「どんな音楽をかければ猫がリラックスするの?」「猫が好きな音って何?」と猫の快適さを求めると色々やりたくなりますよね。

この記事では、猫の聴覚の特性から、実際に猫が好む音楽・音のジャンルまで、研究データをもとにお伝えします。

猫の聴覚のしくみ

猫の可聴域は約48Hz〜85,000Hzとされており、人間の20Hz〜20,000Hzをはるかに超えています。特に高音域の感度は抜群で、これはネズミや小鳥など獲物の発する高周波な鳴き声を捉えるために進化した結果です。

また、猫の耳介(じかい)は約180度回転することができ、音の発生源を素早く特定する能力に優れています。音に対して耳をピクッと動かすのは、その能力が働いているサインです。

こうした特性があるため、猫は人間が「心地よい」と感じる音域の音楽をそのまま楽しんでいるわけではありません。

猫にとって快適かどうかは、テンポ・音域・音色という3つの要素が大きく関わっています

猫が好きな音楽の特徴

猫が好む音楽の特徴をお伝えしていきます。

テンポはゆっくりが基本

猫の心拍数は安静時で1分間に約140〜220回と、人間(60〜100回)より速めです。
しかし音楽の好みとしては、テンポが速すぎる曲よりも、ゆったりとしたスローテンポの音楽のほうがリラックス効果をもたらしやすいとされています。

激しいビートが続くロックやEDMは、猫を緊張させてしまうことがあります。

高めの音域が心地よい

猫は高音域への感度が高い分、人間には聞こえにくいような繊細な高音も拾っています。
そのため、フルートやバイオリン、ピッコロといった高音楽器の音色は、猫の耳に自然と馴染みやすい傾向があります。

低音が強調されたサウンドよりも、中〜高音域がメインの楽曲のほうが猫には受け入れられやすいといえます。

規則正しいリズムと音の繰り返し

猫が安心する音として「規則性」はとても重要です。予測できないランダムな音よりも、一定のパターンで繰り返されるメロディーや音が、猫に安心感を与えます
これは母猫のゴロゴロ音(パーリング)が規則的な振動であることとも関係していると考えられています。

猫のために作られた「猫専用音楽」とは

2015年、アメリカのウィスコンシン大学の研究者チームが、猫の聴覚特性に合わせて設計した「猫専用音楽」を制作・発表しました。この研究は学術誌『Applied Animal Behaviour Science』に掲載されており、猫向けに作られた楽曲のほうが、人間向けのクラシック音楽よりも猫の反応が良かったという結果が出ています。

猫専用音楽の特徴は次の3点です。

  • テンポが猫の呼吸数・心拍数に近いリズムで構成されている。
  • 猫の鳴き声(チャッタリングやトリル)を模した音が取り入れられている。
  • 音域が猫のコミュニケーション帯域(高〜超高音)に設定されている。

「Music for Cats」というアルバムはこの研究をもとに制作されたもので、現在はストリーミングサービスでも聴くことができます。
愛猫のそばでかけてみると、耳をピクピクさせたり、スピーカーに近づいてきたりと、反応の違いを楽しめるかもしれません。

ねこのための音楽 ~Music For Cats~
海外メディアで大反響! メジャー初! 科学実証されたねこのための音楽が日本上陸。 このアルバムは、アメリカ在住の音楽家デヴィッド・タイが作りあげました。 長年、ワシントン・ナショナル交響楽団のチェリストや指揮者、作曲家としてクラシックの分野…

YouTubeでも聞くことができます。試しに自分が聞いてみたところ、とても眠くなるような楽曲ばかりでした。
猫は1日のほとんどを寝たりまったりして過ごすので、この心地よさでいいのかもしれません。
ただ、人間にはリラックスしすぎてなにもできなくなりそうなので、一緒に楽しむなら寝る時だけにした方がいいかもしれないです。

猫が本能的に好きな「自然の音」

音楽以外にも、猫が本能的に引き寄せられる音があります。それは自然界に存在する音です。

鳥のさえずり

鳥の鳴き声は猫の狩猟本能を刺激する代表的な音です。窓の外から聞こえてくる小鳥のさえずりに対して、猫が「カカカ」と歯を鳴らすチャッタリング行動を見せるのは、まさに狩猟モードがオンになっているサインです。自然音のBGMや野鳥の鳴き声を収録した動画は、猫の「見るテレビ」としても人気があります。

水の流れる音

川のせせらぎや雨音など、水が流れる穏やかな音も猫が好む傾向があります。これは野生時代、水場を探して生き延びてきた名残とも言われています。ホワイトノイズに近いこうした音は、猫の神経を落ち着かせる効果が期待できます。実際、猫用の噴水型給水器を好む猫が多いのも、流水音が関係していると考えられています。

母猫のゴロゴロ音(パーリング)

猫のゴロゴロ音は、約25〜150Hzの振動を持つとされており、これは骨の修復や筋肉のリラクゼーションを促す周波数帯とも重なっています。成猫になっても「ゴロゴロ音を聴かせると落ち着く」という報告は多く、パーリング音をサンプリングした癒し系BGMも存在します。

猫が苦手な音・避けるべき音

好きな音がある一方で、猫が強いストレスを感じる音も知っておくことが大切です。

大きな低音・突然の爆音

花火や雷、工事の振動音などの突発的な大音量は、猫に強い恐怖を与えます。音量だけでなく「予測できない」という点が猫のストレスを高める大きな要因です。

高周波のノイズ

電子機器から発生する超音波的なノイズも、人間には聞こえていなくても猫には届いていることがあります。特定の家電の近くで猫が落ち着かない様子を見せるときは、音が原因の可能性があります。

人間の怒鳴り声・大きな叫び声

猫は音の「感情的なトーン」にも敏感です。穏やかな話し声には安心しますが、怒鳴り声や口論の声は猫を不安定にさせます。猫のいる空間では、声のトーンにも気を配ることが穏やかな関係づくりにつながります。

愛猫に音楽をかけるときの実践的なポイント

猫のそばで音楽をかけるときは注意が必要です。

音量は「小さめ」が鉄則

猫の聴覚は非常に鋭いため、人間が「ちょうどいい」と感じる音量でも、猫には大きすぎることがあります。音楽をかけるときは、人間が「少し小さいかな」と感じるくらいの音量が猫にはちょうどいいボリュームです。

猫が逃げられる場所を確保する

音楽を気に入る猫もいれば、特定の音に敏感でその場を離れたがる猫もいます。音楽をかける際は、猫が別の部屋に移動できる環境を常に確保しておきましょう。「音楽がある空間に自分から留まっている」という状態が、猫がその音を受け入れているサインです。

反応を観察しながら選曲する

耳をリラックスさせて目を細めているなら好反応のサイン、耳を伏せたり部屋を出ていくようなら苦手なサインです。愛猫の反応を日々観察しながら、その子に合った音楽・音を探していくのが、もっとも確かな方法です。

まとめ

猫が好む音楽や音には、高音域・ゆったりしたテンポ・規則的なリズムという共通した特徴があります。鳥のさえずりや水の流れ、ゴロゴロ音といった自然の音も猫の本能に深く結びついています。一方で、突発的な大音量や高周波ノイズは強いストレス源になるため注意が必要です。猫専用に設計された音楽を活用しつつ、愛猫の耳の動きや体の様子を観察しながら、その子だけのお気に入りサウンドを見つけていきましょう。音環境を整えるだけで、愛猫の毎日の過ごしやすさがぐっと変わります。一緒に心地よい時間を育ててみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました