パソコンの掃除、やらなきゃと思っているけど、つい後回しにしていませんか?
気づいたら数ヶ月、もしかすると数年も掃除をしていないなんてこともあるかもしれません。
しかし、掃除を怠ると、ある日突然パソコンが動かなくなってしまうこともあります。
パソコン掃除は必要とわかっていても、面倒くさいし慣れていないと壊してしまいそうで怖いですよね。
この記事では、パソコン掃除が怖いと思っている初心者でも安心してできる掃除の方法を解説し、掃除しないとどうなるかについても詳しく説明します。
パソコン掃除をしないとどうなるの?
パソコンは日常的に使用していると、内部にホコリやゴミが溜まっていきます。
特に、冷却ファンや通気口周辺にホコリが詰まるとパソコン内部の温度が上がり、次のような困った問題が起こる可能性があります。
動作が遅くなる
パソコン内部の冷却がうまくいかなくなると、熱を放散できず、動作が鈍くなります。
突然のシャットダウン
温度が過度に上がると、パソコンは自己防衛機能で強制的にシャットダウンします。
再起動ができなくなることも。
部品の故障
特に熱に弱い部品、例えばCPUやグラフィックカードなどが故障する可能性があります。
さらに、長期間掃除をしないとホコリが帯電してショートを引き起こすリスクも増します。
こうした事態を防ぐためにも、定期的な掃除は欠かせません。
パソコン掃除の頻度と必要な道具
掃除の頻度としては、一般的には3〜6ヶ月に一度を目安にしましょう。
ただし、ペットを飼っていたり、タバコを吸っている家庭ではホコリがたまりやすいため、より頻繁に掃除することをおすすめします。
パソコン掃除に必要な基本的な道具は以下の通りです。
- エアダスター: ホコリを吹き飛ばすための必須アイテムです。電動タイプとスプレー缶タイプがあります。
- 除電ブラシ:細かい場所やホコリがこびりついた部分を掃除するのに使います。
- マイクロファイバークロス: ディスプレイや外装のホコリを拭き取るために便利です。
エアダスターは特に便利で電動タイプはパワフルで何度も使えるため、長期的にはコスパが良いですが、スプレー缶タイプも手軽で初心者向けです。
初心者でも安心!パソコン掃除の手順
デスクトップパソコンを例にして掃除の手順を説明します。
ノートパソコンや一体型パソコンの場合は、分解が必要になるため、少し注意が必要です。
手順1. 電源を完全に切る
掃除を始める前に、必ずパソコンをシャットダウンし、電源ケーブルを抜きます。
ノートパソコンの場合は、バッテリーも外しておきましょう。
また、静電気がパソコンを破壊する原因になることがあるため、手に触れている金属部分を触って静電気を逃すか、静電気防止手袋を着用するのが良いです。
手順2. 外装とキーボードを掃除する
まずは、外側の掃除から始めます。
マイクロファイバークロスなどを使ってパソコンの外装やディスプレイを軽く拭きます。
キーボードにホコリが詰まっている場合は、エアダスターでホコリを飛ばしましょう。
手順3. 内部の掃除
デスクトップの場合、パソコンの側面カバーを外して内部を掃除します。
エアダスターを使って、冷却ファンや通気口、内部のパーツに付いたホコリを吹き飛ばします。
細かいところは除電ブラシを使って丁寧に掃除しましょう。
万が一、掃除機を使用する場合は、外側の通気口から吸い取る程度にしましょう。
手順4. 外装の仕上げ
最後に、マイクロファイバークロスでディスプレイやパソコンの外装をもう一度拭いて仕上げます。
液晶ディスプレイはデリケートなので強く擦りすぎないように注意してください。
汚れがひどい場合は、アルコール入りのウェットティッシュを使うこともありますが、コーティングが剥がれることがあるため使用は慎重に行いましょう。
パソコン掃除の注意点
パソコンを掃除する際には、いくつかの注意点があります。
- エアコンや換気扇を切る: 掃除中にホコリが舞い上がるのを防ぐため、空調はオフにしましょう。
- マスクを着用する: ホコリを吸い込まないように、掃除中はマスクをすることをおすすめします。
- 静電気対策: パソコン内部を触る前には、必ず静電気を除去しましょう。静電気が溜まった状態でパソコンの基板に触れると、故障の原因になります。
まとめ
パソコン掃除が怖いと思っている人は多いですが、正しいやり方を知れば安全に行えます。
エアダスターやブラシなどの道具を使い、定期的に掃除を行うことでパソコンの寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐことができます。
どうしてもパソコン内部の掃除が怖いと感じる場合は、専門業者に依頼するという選択肢もあります。
しかし、基本的な掃除は自分でもできるので、今回の手順を参考にして、少しずつ挑戦してみてください。
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