乳歯ケースはいらない、保存するのは気持ち悪い?それでも子どもの抜けた歯をとっておく理由 | ご機嫌な暮らし
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乳歯ケースはいらない、保存するのは気持ち悪い?それでも子どもの抜けた歯をとっておく理由

子どもの歯 子育て

子どもの乳歯が抜けたらどうしたらいいのでしょうか。

 

昔は子どもの乳歯が抜けたときは上の歯は埋めたり床下に投げる、下の歯は屋根に投げていました。
今は投げたり埋める場所がない家庭も多く、保管するか捨てるという2択になってきています。

抜けた乳歯を保管しておく“乳歯ケース”があって、安いものからギフトで贈るようなちょっとお高めのものまであります。

生ごみなんかと一緒にゴミ箱に捨てるのは気が引けるし、かといって大事に取っておいてその後どうしたらいいのか…。

子どもの抜けた歯をどうしたらよいのかについて考えてみました。

乳歯の保存は気持ち悪い?

子どもが小さいときに抜けた乳歯は特になにも感じません。

それは自分の子どもの歯だからというのもあるし、1~2本くらいなら「歯だな」と思う程度です。

 

ただ抜けた乳歯を全部取っておくと、保存状態によっては気持ち悪いし怖いと感じるようになることもあります。

 

乳歯の保存はきれいにしてから

白くて小さい歯だから「愛おしい」と思えるけど、黄ばんでいたり黒ずんでいるといくら自分の子の歯でもちょっと嫌かな、と思います。

歯を長期間保存しておくのであれば、しっかりと洗浄・消毒しておくことが重要です。

 

保存していた歯や入れ物に虫が湧いたりカビが生えたということも実際に耳にします。

取り出して眺めることはまずありませんが、やはりキレイな状態で保存しておきたいですね。

 

乳歯を取っておく理由とは

乳歯を大事に取っておく理由はいくつかあります。

  • 将来の治療に使う
  • 思い出として取っておく

 

歯髄細胞のために乳歯を取っておく

抜けた歯は捨てるな」と聞いたことがある人も多いかと思います。

歯の神経(歯髄細胞)を保管しておき、将来何かあった時に活かせるから、歯をむやみに捨てるべきではないということのようです。

 

「歯髄幹細胞バンク」というもので抜けた乳歯を預けて保管してもらうサービスがあります。

この場合大事なのは抜けて時間がたっていないこと、清潔であること

 

自然に抜けた歯、自宅保存していた歯では活用できない可能性が高くなります。

歯髄幹細胞バンクの提携歯科医院で抜いてもらい適切な処置、保管をしてもらう必要があります。

家でケースに保管していただけでは活用できないと思われます。

 

科学・医学の進歩により、もしかすると自宅保存の歯でも使えるかもしれないけど、あまり期待できなさそうです。

 

歯髄幹細胞バンクに預ける場合、10年保管で10万円以上の費用が必要なので、軽い気持ちで預けるにはなかなかハードルが高そうです。

 

思い出として取っておく

へその緒と同じく、子どもの抜けた乳歯も大事に取っておきたくなります。

自分が子どもの頃の歯を大人になってからもらっても特に嬉しくないので、子どものために取っておくわけではありません。

親である自分自身のために取っておきたいんです!

 

子どもが自分の抜けた歯をコレクションするのに興味があることがあるので、その場合は一緒に楽しんで保管作業ができます。

 

父親はそこまで興味がないという印象ですが、母親は子どもの小さいときのものを大事に取っておきがちです。

へその緒や初めてカットした髪の毛、そして乳歯。

 

保存しておいてどうするのかというと、自分が死んだ時に一緒に火葬するんです。

保管している間に気が変わるかもしれませんが、子どもの歯が抜けている年齢の時は何でもかんでも取っておきたくなるものではないでしょうか。

 

乳歯ケースはいらない?

思い出として乳歯を残しておく場合、その後のことも考える必要があります。

保管してみたけどどうしたらいいのかわからない、自分も子どもも必要ないとなると捨てるだけ。

 

せっかくケースを買って保存したのに、と残念な気持ちになりそうです。

 

オススメはへその緒と一緒に最初に抜けた歯だけを保管しておくことです。

1本だけならケースも必要ないし、もし自分以外の人が処理することになっても気持ち悪さはほぼないのではないかと思います。

 

さいごに

子どもの抜けた乳歯をどうするのがいいのか、についてお伝えしました。

1本だけ残しておけばいいというのは個人の考えであり、全部をきれいにきちんと保存しておくというのはとてもいいと思います。

「残す」と決めた人が最終処分まで責任を持てるなら、全部の歯を残してケースに入れておいても、口の模型を作っても全然問題ないです!

 

昭和~平成は庭や家の近くに投げるだけで抜けた歯を処理できていたので、何気にいい時代だったのかもと思いました。

歯なんて簡単には土に還らなさそうなのに、見かけたことが全然ないのでとても不思議です。

知らないだけで実家の屋根に登ったら歯が転がってるかもしれないですね。
ちょっとホラー…。

 

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