粕汁を食べると酒気帯び運転になるのか?車の運転前に食べるのはNG | ご機嫌な暮らし
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粕汁を食べると酒気帯び運転になるのか?車の運転前に食べるのはNG

粕汁は酒気帯び運転になる? 生活

粕汁や甘酒など酒粕を使った食べ物を楽しむことがありますが、その中に含まれるアルコール分については気にした方がいいかもしれません。

粕汁を食べることで酒気帯び運転に該当してしまうのかについてまとめています。

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酒粕にはアルコール分が含まれている

酒粕は日本酒を作る過程で生まれる副産物であり、意外にも8〜9%という高いアルコール分を含んでいます。

これを具体的な飲み物と比較してみます。

  • ビールのアルコール度数が約5%
  • 缶チューハイは7%前後

酒粕にはこれらの飲み物より多いアルコールが含まれていることがわかります。

思っているよりも高いですね

文部科学省のデータによると、酒粕100gあたりに含まれるアルコールは約8.2gです。

酒粕を使った料理、特に粕汁をたくさん食べると意外なほどのアルコールを体内に取り込んでしまうことがあります。

 

酒粕は加熱しても完全にアルコールは飛ばない

加熱すればアルコールは飛ぶから問題ない」と思われる方もいるかもしれませんが、実際は完全にアルコールが消えるわけではありません。

アルコールの沸点は78.3℃ですが、3~5分以上しっかり煮立てても微量のアルコールが残る可能性があります。

特に、長時間煮込まないとアルコールが十分に飛ばないことがあるため、気をつける必要があります。

粕汁は熱を加えているけれどアルコールが完全にとんでいるわけではない

実際に粕汁を食べて検挙された事例

驚くべきことに、2023年には粕汁を10杯以上食べたことで飲酒運転として検挙された事例があります。

このケースでは、本人はアルコールを含む飲み物を一切飲んでいないと主張しましたが、呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出されました。

実際に粕汁の食べ過ぎだったのでしょうか・・・。

 

このように、粕汁を大量に摂取することで酒気帯び運転として取り扱われる可能性はある、ということです。

 

体質や量によっては粕汁でも飲酒運転に該当することも

酒粕料理を少量食べる程度であれば、通常は飲酒運転の基準に達するほどのアルコールは検出されません。

しかし、体質や食べた量によっては、飲酒検問に引っかかることがあります。

 

特に、酒粕を使った料理を食べた直後に運転をすると、アルコール検知器に反応することもあるため、運転の予定がある場合は注意が必要です。

 

飲酒運転と酒気帯び運転の違い

「飲酒運転」と「酒気帯び運転」には法律的な違いがあります。

飲酒運転(酒酔い運転)

飲酒運転は、アルコールの影響で正常な運転ができない状態で運転することを指します。

これは、単に血中アルコール濃度だけではなく、運転者の運転能力が明らかに低下している状態が判断基準となります。

特徴

血中アルコール濃度に関わらず、運転が正常にできないと判断される場合。

例えば、ふらふらと歩行したり、言動が不安定になったりするなど、明らかな酔いの症状がある時に適用されます。

 

酒気帯び運転

一方、酒気帯び運転は、アルコールの影響が運転にある程度現れているものの、酔っている状態ではない場合に適用されます。

血中アルコール濃度や呼気中のアルコール濃度が基準を超えた場合に、これが該当します。

特徴

呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上または血中アルコール濃度0.03%以上が基準。

運転能力はある程度保たれているものの、体内に一定量のアルコールが含まれている場合。

 

どちらも重大な違反で、事故のリスクを高める行為として厳しく取り締まられています。

まとめ

粕汁や甘酒などの酒粕を使用した料理は美味しくて健康にも良いと言われますが、運転前に摂取するのは控えたほうが良いです。

特に多量に摂取した場合や、運転予定がある場合は避けるのが無難です。

アルコールの影響を受ける可能性がある食材を扱う場合は、慎重な判断が必要です。

安全に楽しむために、運転前の飲食には気をつけましょう!

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