夢の中で目が覚めたと思ったのに実はまだ夢の中で何度も起きる、という経験をしたことはありませんか？
夢の中で夢を見ている「多重夢」と呼ばれるこの現象、珍しくはありませんが少し怖い思いをすることもあります。
今回は、なかなか夢から出られず起きられない多重夢の意味や原因、対処法について具体例を交えてお伝えしていきます。
多重夢とは？
多重夢とは、夢の中でさらに夢を見ている状態のことです。
目が覚めたと思ったのにそれがまだ夢の一部であると気付くことって意外とよくあります。
例えば
- ベッドで目が覚めたと思ったらそれも夢だった
- 朝起きて身支度を整え家を出たところで目が覚める
などなど。
朝起きて着替えて朝食を食べて出かけた瞬間に目が覚めて、慌てて時間を確認するという体験は何度もあります。
小中学生の自分が朝をやり直す夢を見ると、起きて自分が大人だと確認してとても安心してしまいます。
だいたいが遅刻するような夢なので、本当に焦ってしまうんですよね。
最終的に、何度も夢の中で目を覚ますことを繰り返し、やっと現実に戻れたときには心底ほっとします。
多重夢を見る原因
多重夢を頻繁に見る人にはいくつかの共通点や原因があると考えられます。
以下にいくつかの要因を挙げます。
疲労している
体が極度に疲れているとき、多重夢を見やすくなります。
疲れが溜まっていると睡眠が浅くなりやすく、夢を見やすい状態になります。
二度寝してしまった
特に明け方に二度寝をすると多重夢を見ることが多いです。
これは、浅い眠りの状態で夢を見やすくなるためです。
ストレス
ストレスが溜まっていると悪夢を見やすくなり、結果として多重夢を見ることも増えます。
睡眠環境の影響
寝具が体に合っていなかったり部屋の温度や湿度が適切でない場合も、多重夢を見やすくなることがあります。
明晰夢との違い
多重夢と明晰夢は異なります。
夢の中にいることを自覚しながら過ごすことです
普通は夢を見ていても夢だと気付かずに眠り続けているものです。
しかし明晰夢の場合は、夢の中だと分かっていてもそのまま夢の中に留まります。
ある程度夢の内容をコントロールすることができる人もいます。
一方、多重夢では夢だと気付いていないことが多いです。
たとえ夢だと気付いてもなかなか目が覚めず、結果的に夢の中に長く滞在してしまうのです。
多重夢をみてしまうときの対処法
多重夢は疲れやストレス、睡眠環境が影響しています。
ですから多重夢を防ぐためには、睡眠環境を整えることが大切です。
以下に具体的な対策を紹介します。
睡眠環境を見直す
一番手っ取り早く対策できるのが、睡眠環境の改善です。
寝具
寝返りが打ちやすいベッドや首に合った枕を使用することで、体の負担を減らして深い眠りを促します。
部屋の温度と湿度
快適な温度と湿度を保つことも重要です。
特に夏場や冬場はエアコンや加湿器を活用して、適切な環境を整えましょう。
睡眠前のリラックス
肉体的にも精神的にも疲れていると自分をないがしろにしがちですが、もっと自分に気を使ってみてください。
ストレッチ
軽いストレッチをして筋肉をほぐすと、リラックスして眠りにつくことができます。
入浴
就寝前に温かいお風呂に入ると、体が温まりリラックスできます。
ストレスの軽減
ストレスは睡眠にかなりの悪影響を及ぼすと考えられます。
瞑想
瞑想を取り入れることで心の緊張をほぐし、リラックスした状態で眠りにつくことができます。
自分に合った方法を見つけてみてください。
実際の体験と改善策
私自身も多重夢を見たことがあり、非常に不安を感じました。
特に、追いかけられる系の夢は逃げても起きても夢から覚めずに大人になっていても怖いものです。
夢見が悪くてつらい午前中を過ごすことになります。
疲れをためないようにしたり、リラックスを心がけることで多重夢を見ることなく普通の睡眠をとることができていると感じます。
瞑想は三日坊主になりがちなので気づいた時に実行するだけでもいいのではと個人的には思います。
まとめ
多重夢は夢の中でさらに夢を見ている状態で、時に不安や恐怖を引き起こします。
しかし、睡眠環境を整えリラックスした状態で眠りにつくことでその頻度を減らすことができます。
寝具の見直し、睡眠前のリラックス、ストレスの軽減を心がけることで安心して眠ることができるでしょう。
快適な眠りを手に入れて、毎日の生活をより豊かにしましょう。
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