洗濯機の設置では、洗濯機台が水漏れの被害を抑えるためにも欠かせないアイテムといえます。
洗濯機台の中でもキャスター付きが便利かもしれませんが、いくつかのリスクがあります。
この記事では、キャスター付き洗濯機台をおすすめしない理由、メリットデメリットについて説明します。
洗濯機キャスターをおすすめしない理由
住宅によって防水パンが設置されてたりいなかったりします。
防水パンがない場合は、洗濯機を直接床に置くか自分で防水パンなどを購入して使うことになります。
直置きが一番手っ取り早いのですが、洗濯機の下は風通しが悪く湿気がこもりやすい状況になります。
この環境はカビや結露の発生につながりやすく、洗濯機を床に直置きすると、水漏れの際だけでなく、カビや結露により床が損傷する原因にもなります。
洗濯機を床に直置きするのは避けるべきです。
となるとキャスター付きの洗濯機台を使う選択肢でもよさそうですが、あまりオススメはできません。
その理由として以下のことがあります。
- 機械を移動させる際に水道ホースが外れるリスクがある
- 洗濯機が振動すると移動してしまう可能性がある
キャスター付き洗濯機台のメリットデメリット
キャスター付きの洗濯機台にはメリットとデメリットがあります。
キャスター付き洗濯機台を使うデメリット
デメリットには以下のことがあります。
水漏れのリスクが高まる
キャスター付き台は移動が容易ですが、それが原因で水ホースが外れやすく結果として水漏れが起こる可能性が高くなります。
水漏れは洗濯機本体の故障や床の損傷に直結するため、大きな問題です。
振動と騒音の増加
洗濯機は運転中に大きな振動を発生させますが、キャスター付きの台を使用するとこの振動が直接床に伝わり、騒音の原因となることがあります。
特に夜間の使用時には、この騒音が隣人に迷惑をかけることもあるので避けたいところです。
床へのダメージ
キャスターが直接床に触れることでキズや凹みが生じやすくなります。
特に木製の床材や柔らかい材質の床では、ダメージが顕著に現れる可能性があります。
キャスター付き洗濯機台を使うメリット
もちろんメリットもあります。
掃除がしやすい
キャスター付きの設計により、洗濯機の移動が容易で掃除も簡単に行えます。
これにより、衣類から発生する繊維やホコリをすぐに取り除くことが可能です。
また、一般的な4点支持の据え置きタイプと比較して設置が手軽です。
特に、既存の防水パンがない住居にも最適です。
カビや悪臭の軽減
通気性が向上するため、カビや悪臭の発生が減少します。
防水パンがなくても通気性が良いため、カビの心配が少ないのが特徴です。
落とし物をしても拾いやすく掃除しやすい
さらに、洗濯機の下に落ちた小物もすぐに見つけることができます。
キャスターによる柔軟な移動性は、日常の掃除やメンテナンスを格段に助け生活環境を清潔に保つ手助けとなります。
キャスター付き台を安全に使用するためのヒント
キャスター付きの洗濯機台を使用する場合は、以下の点に注意してください。
- キャスターにはロック機能が付いているか確認:洗濯機を使用しないときはキャスターを固定し、不意の動きを防ぎます。
- 定期的な点検を実施:ホースの接続部分やキャスターの状態を定期的にチェックし、問題がないか確認します。
- 適切な設置場所を選ぶ:洗濯機を設置する場所は、床がしっかりと支持できることを確認し、水漏れが発生した場合の対策を考えておきます。
キャスターなしの洗濯機置台でかさ上げするメリット
キャスター付きはどちらかというとおすすめできませんが、洗濯機の直置きは不便です。
洗濯機のかさ上げは必要なことだと考えられます。
安定性
キャスターがないことで、洗濯機が固定され運転中の動きが抑制されます。
これにより、洗濯機の寿命を延ばす助けになります。
水漏れリスクの軽減
固定式の台は設計が水漏れに強い傾向にあり、万一の水漏れが発生しても被害を最小限に抑えることができます。
まとめ
キャスター付き洗濯機台の便利さは魅力的ですが、それに伴うリスクも多いです。
洗濯機を設置する前にはこれらのデメリットを十分に考慮し、自宅の環境やニーズに合った最適な選択を行いましょう。
安全かつ効率的な洗濯環境を整えることが長期的に洗濯機を保護し、快適な生活を送るための鍵となります。
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